【会期延長】ミニ展示「横浜山手のジャンヌさん」
横浜フランス月間2022 関連プログラムとして開催しておりました ミニ展示「横浜山手のジャンヌさん」ですが、 好評につき、1月6日より一部展示替えをし、 3月19日(日)まで会期を延長します。
本展では、横浜山手でフランス語教師「マダム滋野」として慕われた、滋野ジャンヌ(1896-1968)を取り上げます。
日本人の飛行家滋野清武男爵(通称バロン滋野)の伴侶となり、
第一次世界大戦後の1920年(大正9)に夫と共に来日したジャンヌは、
夫の没後、フランス語の教師として生計をたて、二人の息子を育てあげました。
1933年(昭和8)頃から日中戦争のはじまる37年(昭和12)頃まで、大佛夫人酉子のフランス語教師をつとめ、
晩年には、この横浜山手にある「フランス山」の一角に住まい、日本でその生涯を閉じています。
大佛家とは、夫人のフランス語の教授に留まらず、家族ぐるみのつきあいをしていたことが、
書簡や日記からうかがえます。
ジャンヌとその家族のファミリーヒストリーをたどることで、
私たちの身近にある日本とフランスの交流の歴史に思いを馳せていただければ幸いです。
■見どころ
①大佛夫妻との家族ぐるみの交友がうかがえる、幼い兄弟から夫妻にあてた書簡や
ジャンヌの死を悼んで大佛次郎が執筆したエッセイ「閉じた扉」の原稿のほか、
滋野一家のファミリーヒストリーがつまった写真や資料など、
1月より新資料を加え、37点を展示しています。
②芸術好きだった息子たちは、兄のジャックはピアニスト、
弟のロジェはドラマー、後に画家として活躍しました。
2階展示室では、弟ロジェがドラムを担当した「ロジェ滋野とザ・シャドウズ」が演奏する2曲を、
カーメン・キャバレロにも例えられた兄ジャックのピアノ曲10曲をBGMとしてお楽しみいただけます。
【会期】 2022年11月8日(火)~3月19日(日) (会期延長となりました)
【開館時間】 10時~17時00分(最終入館16時30分)
【会場】 2階展示室特設コーナー
【観覧料】一般200円 団体(20名以上)150円 各展示共通
※横浜市在住の65歳以上の方100円(濱ともカード等をご提示ください)
※毎月第2・第4土曜日は高校生以下無料
※毎月23日は「市民の読書の日」につき、高校生以下無料
※障がい者手帳をお持ちの方とお付添の方1名は無料
【休館日】毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は、翌平日)
【お問合せ】
大佛次郎記念館 TEL:045-622-5002(10:00 ~ 17:00) FAX:045-622-5071
※会期中、資料保護のため展示替えを行います
※新型コロナウイルス感染症の拡大状況によっては、予定を変更する場合がございます