テーマ展示Ⅱ「I Love スポーツ。大佛次郎」展の見どころ(その2)

テーマ展示Ⅱ「I Love スポーツ。大佛次郎 ~スポーツマン作家 10のストーリー」展。10のストーリーの中から、特に見てほしい!という見どころを紹介しています。

 

第2話 スキー

大佛次郎がスキーを始めたのは、昭和8年、36歳のことでした。

始めたばかりの大佛次郎は、すぐにスキーの魅力に参ってしまいます。その時の熱狂ぶりは、エッセイ「スキー初年兵(しょねんへい)」や「スポーツの魅力」の中に生き生きと書かれています。

毎年冬が待ちきれなかったようで、その後も新潟の妙高山のほか、長野の志賀高原などへ頻繁に足を運びました。

おしゃれ好きの大佛夫妻はスキー道具やウェアを取りそろえており、当館には当時の美津濃(現ミズノ)製のヒッコリー製の一枚板で作られたスキーや、竹のストックが所蔵されており、今回の展示の見どころともなっています。

戦後、大佛次郎は神奈川県スキー山岳連盟の会長も務めます。連盟主催の大会では「大佛次郎杯」という見事な銀杯が、活躍した選手に贈られたそうです。

※エッセイ「スポーツの魅力」より”スキー”に関する部分は、朗読(約1分)でお聞きいただけます。展示ギャラリーの下にQRコードがありますので、スマートフォンで読み取り、是非聞いてみてください。

「スポーツの魅力」より”スキー”についての朗読はこちらからもお聞きいただけます。

I Love スポーツ。大佛次郎 ~スポーツマン作家 10のストーリー展のページはこちらから