【連携】没後50年記念パネル展「横浜生まれの作家大佛次郎」【吉野町市民プラザ】
時代小説「鞍馬天狗」や開化小説「霧笛」を遺し、愛猫家としても知られる大佛次郎は、太田尋常小学校(現在の太田小学校)に通学するなど南区との縁がありました。本展示では、横浜生まれの作家大佛次郎の作品と生涯、南区との縁をパネルで紹介します。
【会期】11/1(水) -12/24(日) 9:00-21:00
【会場】吉野町市民プラザ 2階ギャラリーホワイエ
【料金】無料
【休廊】11/6 11/24~27 12/4 12/5
【休館日】11/6(月) 12/4(月) 12/5(火)
【問】横浜市吉野町市民プラザ 045-243-9261
- 会期
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2023年11月1日(水)〜
2023年12月24日(日)
【連携】みどりアートパーク開館10周年記念シリーズ 大佛次郎没後50年記念講演会 知られざる大佛次郎の素顔
横浜が誇る作家大佛次郎は、晩年14年間にわたり神奈川新聞に「ちいさい隅」529編を寄稿していました。本講演会では神奈川新聞社元文化部長加藤隆が、その珠玉のエッセーから読み解く素顔の大佛次郎に迫ります。
【開催日時】10/21(土) 14:00開演 15:15終演予定
【会場】横浜市緑区民文化センター みどりアートパーク リハーサル室
【出演】加藤隆(神奈川新聞社元文化部長)
【料金】無料 申込先着30名
【申込方法】ご来館、お電話、Eメールで
【問】みどりアートパーク 045-986-2441
- 会期
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2023年10月21日(土)〜
2023年10月21日(土)
【連携】上映会『風船』【横浜キネマ倶楽部】
大佛次郎の原作『風船』を天才・川島雄三監督が映画化。脚本には今村昌平も参加。風船のような生き方に甘んずる現代人の縮図、知識人の虚栄の殻に鋭いメスを入れた文芸映画の傑作です。

横浜キネマ倶楽部上映会の様子
上映後には、大佛次郎記念館研究員による原作『風船』の講演もあります。
【開催日時】11/18(土)13:00開演 16:00終演予定
【会場】神奈川公会堂
【内容】映画『風船』(110分) 講演 (60分)
出演:森雅之、三橋達也、北原三枝、左幸子、芦川いづみ、新珠三千代
原作:大佛次郎
監督:川島雄三
脚本:川島雄三、今村昌平
音楽:黛敏郎
撮影:高村倉太郎
照明:大西美津男
録音:橋本文雄
美術:中村公彦
【料金】前売1,000円 当日1,300円 (定員400名)
※上記チケットの半券提示で大佛次郎記念館入館料が50円引
【問】横浜キネマ倶楽部 080-2554-8023(10時~18時)
- 会期
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2023年11月18日(土)〜
2023年11月18日(土)
【連携】没後50年記念「大佛次郎が愛した、落語と猫」【横浜にぎわい座】
作家・大佛次郎(1897-1973)は、横浜市英町(はなぶさちょう)(現・中区英町)に生まれ、幼少期は東福寺(現・西区赤門町)周辺が遊び場でした。横浜市太田尋常小学校(現・市立太田小学校)に入学後、わずかひと月で東京へ転居しますが、生まれ故郷の横浜を愛し続けました。
大佛は作家として、≪鞍馬天狗≫シリーズや、開化期横浜が舞台の「霧笛」など時代小説のほか、現代小説「帰郷」、ノンフィクション「パリ燃ゆ」、童話「スイッチョ猫」、ライフワークとなった「天皇の世紀」など、幅広いジャンルの執筆活動を行いました。
その一方で、生涯で500匹以上の猫と暮らした愛猫家としても知られています。また、若いころから舞台芸術に関心が高く、執筆の合間にラジオで落語を聞き、落語に関する貴重な書籍を蒐集するなど、落語へ深い関心を寄せていました。
没後50年連携事業の本展示では、大佛次郎が愛した「落語」「猫」に焦点をあてて、愛蔵品や執筆原稿(複製)、書籍などを展示し、昭和を代表する作家と作品を紹介します。
【会期】9/2(土)-9/30(土)10:00~21:00(最終日のみ17:00まで)
【会場】横浜にぎわい座 2階 情報コーナー
【料金】無料
【休館日】9/20・9/21
【共催】横浜にぎわい座・大佛次郎記念館(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)
- 会期
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2023年9月2日(土)〜
2023年9月30日(土)
サロントーク「戦中・戦後の大佛次郎」@大佛次郎記念館
サロントーク「戦中・戦後の大佛次郎」@大佛次郎記念館
大佛次郎にとって南方体験のもつ意味とは?
また、その体験は敗戦直後の社会的、経済的混乱の中で、
「帰郷」をはじめとする大佛作品にどのような影響を与えたのでしょうか。
展示と新著『南方ノート・戦後日記』を解説します。

大佛次郎「昭和二一年八月」
【日時】第2土曜日14:00~約30分 9/9、10/14、11/11、12/9
【講師】安川篤子(当館研究員)
【会場】大佛次郎記念館2Fサロン
【参加費】無料(要入館料)
【定員】25名(事前申込、先着順)
【申込】8/15(火)~ こちらより受付開始(Googleフォームへ移行します)

大佛次郎記念館 2階サロン
※サロントーク当日は、机や椅子など部屋のレイアウトを変更いたします。
- 会期
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2023年9月9日(土)〜
2023年12月9日(土) - 会場
- 2階サロン
愛蔵品コーナー「大佛次郎が創刊した雑誌『苦楽』をめぐる画家たち」
【展示】愛蔵品コーナー「大佛次郎が創刊した雑誌『苦楽』をめぐる画家たち」
大佛次郎は戦後間もなく、苦楽(くらく)社を設立し、
雑誌 「苦楽」を創刊しました(1949年 9月終刊)。

大佛次郎、「苦楽」発行のころ
「苦楽」は「成人(おとな)の文学」をかかげ、
創作や挿画にも大家の作品をそろえた贅沢な雑誌でした。
愛蔵品コーナーでは、「苦楽」に掲載された当館所蔵の挿絵原画を紹介しつつ、
大佛次郎が「公明で自由な未来の世界」を志し、雑誌「苦楽」に託した思いを探ります。
小穴隆一《振仮名》(里見弴「多情仏心」より)
【会期】 9月26日(火)~ 2024年秋頃
【会場】2階閲覧室前コーナー
【展示予定の「苦楽」挿絵原画】
*油彩画(全16点)
山下新太郎 ≪腕くらべ≫(永井荷風 原作)
小穴隆一 ≪多情仏心≫(里見弴 原作)
*ドローイング
伊勢正義 ≪笹の扇≫(丸岡明 原作)
木下二介 ≪賽コロ飯≫(長谷川伸 原作)
志村立美 ≪先覚者≫(白井喬二 原作)
鈴木信太郎 ≪国技館≫(尾崎士郎 原作)
ほか
※資料保護のため、展示会期を4期に分けて資料の入替えを行います。
- 会期
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2023年9月26日(火)〜
2024年9月30日(月) - 会場
- 2階閲覧室前
特別展「南方ノート」と「戦後日記」――大佛次郎が見た戦中・戦後
特別展「南方ノート」と「戦後日記」―大佛次郎が見た戦中・戦後
本展は、2023年刊行の新著『南方ノート・戦後日記』の出版を記念する展覧会です。

大佛次郎『南方ノート・戦後日記』(未知谷、2023)
この書籍は、
6冊のノートに綴られた南方(現東南アジア諸国)視察中の日記(1943.11~1944.2)と、
既刊『敗戦日記』に続く8冊の戦後日記(1946.3~1950.8)の内容を
初めて活字化したものです。

「南方ノート」6冊((1943.11.7~1944.1.27)
大佛次郎は南方から帰国後、
「別の生き方が初まっているのである」(『敗戦日記』1944.10.9)
と記し、南方体験が転機となったことを示唆しています。
しかしながら、その南方での記録は、
『帰郷』をはじめとする小説や随筆などで描写される以外、
公開されてきませんでした。
本展は、二つの「日記」の記述をたどることで、
戦中の南方、敗戦直後の日本で大佛次郎が何を見、何を思ったのか、
作家の視線とその思いにせまります。
検閲を経ない個人の「日記」だからこそ書ける当時の社会状況や、
作家として、雑誌「苦楽」を世に送る出版人としての苦悩など、
等身大の大佛次郎を通して激動の時代を紹介します。

「戦後日記」8冊(1946.3~1950.8)
【会期】
2023年8月29日(火)~2023年12月10日(日)
【開館時間】
9月まで:10:00~17:30(最終入館17:00)
10月以降:10:00~17:00(最終入館16:30)
【観覧料】
一般200円 団体(20名以上)150円、中学生以下無料
※横浜市在住の65歳以上の方100円(濱ともカード等をご提示ください)
※毎月第2・第4土曜日は高校生以下無料
※毎月23日は「市民の読書の日」につき、高校生以下無料
※障がい者手帳をお持ちの方とお付添の方1名は無料
【休館日】
毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は、翌平日)
【たてものミニ・ミニトーク※】
第3土曜日 14:00~約15分 9/6、10/21、11/18
※たてものミニ・ミニトークは事前申込制、お申込はこちら(Googleフォームへ移行します)
【関連事業】
* もっと知りたい!日本画家・鏑木清方と作家・大佛次郎
相互割引などの詳細はこちらより
≪大人の感想画体験 “日本画材を使って絵を描いてみよう” @大佛次郎記念館≫
清方と大佛の短い文章からイメージを広げ、日本画材を使って2枚の短冊に絵と詞を描きます。
はじめての方でも安心して参加できるワークショップです。
【日時】10/7日(土)10:00-12:00
事業の詳細、お申込はこちらより
*サロントーク「戦中・戦後の大佛次郎」
展示と新著『南方ノート・戦後日記』を解説します。
【日時】第2土曜日 14:00~約30分 9/9、10/14、11/11、12/9
【申込】8/15~WEBフォームより受付開始
事業の詳細、お申込みはこちらより

1943年 シンガポールにて、左より大佛次郎、武田麟太郎、佐藤春夫
*写真パネル展「大佛次郎の撮った 戦時下の南方」
マレー半島、インドネシアの島々を巡り、視察の旅から大佛次郎が持ち帰った約100枚の写真フィルム。
一見平穏に見える戦時下の日常の中、大佛がファインダー越しに捉えた景色を追いかけます。
【会期】特別展に同じ
【会場】1階ロビー
*愛蔵品コーナー展示「大佛次郎が創刊した雑誌『苦楽』をめぐる画家たち」
【会期】9/26(火)~
展示の詳細はこちらより(ページ準備中)
*書棚特集コーナー「雑誌『苦楽』を彩る鏑木清方の美」
2期に分け、日本画の大家である鏑木清方が担当した「苦楽」表紙を、全巻展示します。
【会期】前期:開催中~9/24(日)、後期:9/26(火)~2024/1/8(月・祝)
展示の詳細はこちらより
【協賛】
株式会社浦辺設計/大佛次郎研究会/株式会社ポンパドウル/横浜高速鉄道株式会社/横浜市金属建具工事協同組合
【お問合せ】
大佛次郎記念館 TEL:045-622-5002(10:00 ~ 17:00) FAX:045-622-5071
※会期中、資料保護のため展示替えを行います。
- 会期
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2023年8月29日(火)〜
2023年12月10日(日) - 会場
- 2階ギャラリー
10/7(土)大人の感想画体験”日本画材を使って絵を描いてみよう”@大佛次郎記念館
大人の感想画体験”日本画材を使って絵を描いてみよう”@大佛次郎記念館
大佛次郎と鏑木清方の短い文章からイメージを広げ、初心者向けの日本画材(角顔彩)を使って2枚の短冊に絵と詞を描きます。
初めての方でも安心して参加できるワークショップです。
【講師】小林美香(鎌倉市鏑木清方記念美術館学芸員)
【会場】大佛次郎記念館 会議室
【日時】10月7日(土) 10:00-12:00
【参加費】1,200円
※当日受付窓口にてお支払いください
※大佛次郎記念館観覧料を含む
【定員】 12名(先着順)
【申込】8/1(火)~ こちらよりお申込み(Googleフォームに移行します)

短冊のイメージ(課題は今回のものと異なります)
以下、6つの文章から一つを選び、一節または全体の詞と、そこから思い起こされる風景などを描いてみましょう。
【鏑木清方の文章】
① 月の光がだんだん冴えて來ると、二階の欄干に凭れたままで何を考へるともなしに、いつまででも眺めあかすことも珍らしくはない。遠い昔から數へきれないほどの人が、さまざまな思ひでこの照る月に對したであらう。
『鏑木清方文集 四 春夏秋冬』「秋 月の絵」より
② 季節が秋も漸く更けて燈下親しむべき時なれば、私はこの花の香をかぐといつでも讀書慾を誘はれる。何か心が澄んで、思索が深まるやうな氣がする。
『鏑木清方文集 四 春夏秋冬』「秋 木犀」より
③ 曲りくねつた細い枝の葉末は枯れて、白いの、黃ろいの、中菊の丈高く咲いた足もとに、樺、紫、紅、うす紅、こまかい菊の一杯に花をつけたのを見つけると、何はなくとも自分の園には菊が植ゑたいといふ氣がする。
『鏑木清方文集 四 春夏秋冬』「秋 東籬小話」より
【大佛次郎の文章】
➃ 猫は僕の趣味ではない。いつの間にか生活になくてはならない優しい伴侶になっているのだ。
大佛次郎『猫のいる日々』「黙っている猫」より
⑤「萩咲いてセルの肩なる日の匂ひ」
大佛次郎 旅先にて 昭和22年 *セル:先染めの毛織生地、単衣に用いた。
⑥ だが、実朝が見まもっているのは、高いところにある空だった。淵のように深く青く、とどくあてもなく、どこまでも澄み渡っていて、静かな空である。
大佛次郎『源実朝』「新樹」より
- 会期
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2023年10月7日(土)〜
2023年10月7日(土) - 会場
- 会議室
「大佛次郎×ねこ写真展2024」作品募集(~11/23(木・祝))
「猫は僕の趣味ではない。いつの間にか生活になくてはならない優しい伴侶になっているのだ。」(大佛次郎「黙っている猫」より)
「大佛次郎×ねこ写真展2024」は、2024年1月10日(水)~4月14日(日)に開催予定。
愛猫家・大佛次郎にちなんだ、来て、見て、楽しい写真展です。
■展示会期:2024年1 月10日(水)~ 4月14日(日) 大佛次郎記念館1階ロビー
■応募締切 : 2022年11月23日(木・祝) 必着
■応募資格:アマチュアの方に限ります。
こども部門は、小学生までの方に限ります。
■応募点数:おひとり様3点まで。
■写真規格 :カラープリントまたはモノクロプリント・2Lサイズ(178mm×127mm)
■写真加工 :応募作品は、合成写真ではないこととします。画像処理ソフトを用いて、画像の一部を消去、追加、又は合成する等の加工した作品の応募は不可ですが、色調補正や、解像度変更等の簡単な補正は可とします。
■応募方法:下欄の応募要項を必ずお読みください。
応募用紙を、写真にテープで貼付して下さい(写真1点につき応募用紙が1枚必要です)
写真には「一言」(18文字以内のコメント)が添えられます。(省略しても構いません)
「一言」は展示の際、ハンドルネームもしくは氏名とともに台紙に印刷します。
子どもから大人まで、初心者も上級者のみなさまも、ご応募お待ちしております!
小学生以下を対象とした子ども部門は、子どもならではの視点で撮った力作ぞろい。
子ども部門の参加者には入館特典もありますよ!(来館時に受付でノベルティプレゼント)
人気投票は、会場投票とWEB投票の両方を開催します。(詳細は、後日ホームページで公開予定)
展覧会期終了後に、人気投票と審査による各賞を進呈予定していますので、奮ってご応募ください。
申込用紙はチラシ裏面か、こちらを印刷してご使用ください。
- 会期
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2023年9月21日(木)〜
2023年11月23日(木)
【書棚特集コーナー】鏑木清方が表紙を描いた雑誌「苦楽」
大佛次郎記念館2階展示室の書棚にて、書棚特集コーナー 鏑木清方が表紙を描いた雑誌「苦楽」を開催中です。
大佛次郎は、敗戦間もなくの1946年(昭和21) 9月、苦楽社を自ら興します。
そして 、11月に雑誌 「苦楽」 を 創刊、1949年までの期間に、全45冊を刊行しました。
長い戦時下での出版の統制から解き放たれた出版界は、活況を呈していました。
そんな中、大佛次郎が目指したものは「洗練と円熟」を特徴とする<成人(おとな)の文学>でした。
その象徴が、近代日本画の大家、鏑木清方(1878-1972)によって描かれた表紙絵です。
依頼当初、清方は紙や印刷の色彩の悪さ、自身の体調などを理由に固辞しましたが、
大佛次郎と編集部の熱意に応え、表紙絵の仕事を引き受けました。
清方が筆を執り、描き上げた表紙絵は34点(40冊分)に上ります。
書棚特集コーナーでは「苦楽」の実物を書棚いっぱいにずらりと並べました。
清方の表紙を一望する贅沢をご堪能下さい。
【開催期間】2023/07/01(土)~2023/12/10(日)
【前期】 開催中~9/24(日)
1946年11月の創刊号から1948年3月号まで(17冊)と、1949年5月「臨時増刊号」をかざった「無題」の色紙(印刷)
【後期】 9/26(火)~1/8(月・祝)
1948年4月号から1949年8月号までの(17冊)と、1947年5月号をかざった「牡丹」の色紙(印刷)
- 会期
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2023年7月1日(土)〜
2024年1月8日(月) - 会場
- 2階書棚コーナー