【連携】没後50年記念「大佛次郎が愛した、落語と猫」【横浜にぎわい座】

作家・大佛次郎(1897-1973)は、横浜市英町(はなぶさちょう)(現・中区英町)に生まれ、幼少期は東福寺(現・西区赤門町)周辺が遊び場でした。横浜市太田尋常小学校(現・市立太田小学校)に入学後、わずかひと月で東京へ転居しますが、生まれ故郷の横浜を愛し続けました。

大佛は作家として、≪鞍馬天狗≫シリーズや、開化期横浜が舞台の「霧笛」など時代小説のほか、現代小説「帰郷」、ノンフィクション「パリ燃ゆ」、童話「スイッチョ猫」、ライフワークとなった「天皇の世紀」など、幅広いジャンルの執筆活動を行いました。
その一方で、生涯で500匹以上の猫と暮らした愛猫家としても知られています。また、若いころから舞台芸術に関心が高く、執筆の合間にラジオで落語を聞き、落語に関する貴重な書籍を蒐集するなど、落語へ深い関心を寄せていました。

没後50年連携事業の本展示では、大佛次郎が愛した「落語」「猫」に焦点をあてて、愛蔵品や執筆原稿(複製)、書籍などを展示し、昭和を代表する作家と作品を紹介します。

【会期】9/2(土)-9/30(土)10:00~21:00(最終日のみ17:00まで)

【会場】横浜にぎわい座 2階 情報コーナー

【料金】無料

【休館日】9/20・9/21

【共催】横浜にぎわい座・大佛次郎記念館(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)