スポット展示「大佛次郎の雑誌でたどる1920年代のフランス映画」

横浜フランス月間2018は、音楽、美食、映画、展覧会などおとなも子供も楽しめるフランス文化の祭典です。大佛次郎記念館でも、フランス月間中の6月12日(火)から7月8日(日)で、スポット展示「大佛次郎の雑誌でたどる1920年代フランス映画」を開催します。

大佛次郎が時代小説作家としてデビューして以後も愛読していた、Cinémagazine や Cinéa-ciné pour tous といった1920年代のフランス映画雑誌や、ジャック・フェデー監督「女だけの都」(1935年)の特大ポスターなど、約20点を展示します。

「女だけの都」(1935年)ポスター

今回の展示では、大佛次郎(本名:野尻清彦)が毎号、いくつものペンネームを使い分け、作品を掲載していた博文館の雑誌「ポケット」を、同時代の資料として公開します。

1927年の「新年特大号」には、フランスで1926年に封切りの映画「ナナ」(ジャン・ルノワール監督、原作エミール・ゾラ)のダイジェスト版が「西洋新講談」として掲載されているのですが・・・、この講談筆者の名は「瓢亭白馬」。そう、筆者は大佛次郎なのです!これは「大佛次郎」以外に、この雑誌の中だけでも16あったペンネームの一つなのです。

雑誌「ポケット」1927年1月号 目次の一部

映画「ナナ」の日本公開は1927年4月でした。先取り誌上公開ともいうべき当時の企画ですが、まるで映画の弁士さながらの名調子で綴る、瓢亭白馬=大佛次郎の「講談調」を是非、実際の展示でお楽しみください。