後期展示が始まりました「瞬間を切り取る画家ポール・ルヌアール」

9月21日(水)より後期展示が始まりました。後期展示では、全版画(20点)を展示替えしました。(前期同様、大佛次郎旧蔵のポール・ルヌアール版画集『ドレフュス事件』(1899)と『動き、身振り、表情』(1907)からの展示となります。)
また、横浜音祭り2016に連動して、「音」に関連した展示を開催しています。

「音祭り」関連イベント1 特別展示「絵になった音」

版画集『動き、身振り、表情』より、「モンテ・カルロ歌劇場指揮者アルトゥーロ・ヴィーニャ」と、英国近衛軍楽隊を描いた「国王陛下万歳」を公開します。

アルトゥーロ・ヴィーニャは、大きな身振りの指揮者だったのか、身を前後に動かしながら指揮をする様子がコミカルです。一方、英国近衛軍楽隊の「国王陛下万歳」は初公開資料です。こちらは軍楽隊 の指揮者だけに、きびきびとした動きが想像できます。連作ならではのアニメーションのように連続する動きを、お楽しみください。

また、版画だけでなく大佛次郎が集めた音楽に関係した資料も展示しています。              

ガリクルチ女史大音楽会プログラム

アメリータ・ガリ=クルチ(1882-1963)

アメリータ・ガリ=クルチ(1882-1963)

ガリクルチ女史大音楽会プログラム(1929<昭和4>426日、28日、30日於東京帝国劇場)

アメリータ・ガリ=クルチ(1882-1963)はイタリア出身の世界的ソプラノ歌手。これが日本での世界的プリマ・ドンナ初の来日公演となりました。

大佛の旧蔵資料には26日と28日、二夜分の番組表があり、連日劇場に通ったものと推測されます。

また、今回の展示には大佛次郎旧蔵のドヴォルザークの交響曲「新世界より」のスコアもあります。こちらは古いもので出版順で、交響曲5番となっています。(現在は制作順で番号が整理され交響曲9番となっています。)

 

「音祭り」関連イベント2 旧蔵SPレコードデジタル音源化と館内公開

普段は、展示会場内では、音等は流れておりませんが、今回はSPレコードをデジタル音源化したものをお聴き頂けるようになっております。SPレコードの再生音は、現代のデジタル録音の物に比べると、ノイズや音質も劣りますが、大正から昭和初期にかけてのレコードの音がこんなだったのかと思ってお聴き頂くと、また違った味わいがあります。

 

[公開予定曲]  ショパン:ピアノソナタ「雨だれ」「別れの曲」(アルフレッド・コルトー)
           ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」   他
         ※レコードの状況により、曲目が変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

瞬間を切り取る画家ポール・ルヌアール展の全体の案内